カテゴリー
Scratch メンター雑記

スクラッチに取り組む際に…

先日、CoderDojo伊予とは別のイベントで「おもしろ大作戦」という地域の活動にボランティアとして参加しました。もともとは夏休みのイベントとして予定されていたのですが、コロナ禍で延期となり今月の開催になりました。

最近のCoderDojo伊予ではマイクラに取り組むニンジャが増えてきたのと、Scratchもわりと慣れてきた感じで各自もくもくと進めていていて、以前ほど手がかからない状況になっています。ただ、それぞれが自分の世界で慣れ親しむのは良いのですが、一方で本来のプログラミングでの工夫とか試行錯誤があまり表に出てこなくなっていて、ちょっと何か開催の仕方の検討が必要な気がしています。

で、話をもとに戻して「おもしろ大作戦」ではプログラミングが初めての子供たちが大半で、Scratchとmicrobitの教材によってハンズオン形式で進行。一通りの作り方がわかったところで各自で何か作ってみる、そして最後にできたところまでを発表という流れだったのですが、まぁそれなりに思うように動かないケースが多々ありまして、1番の問題と思ったのが作りたいことが整理できていないということ。

「これがこのように動いて、これをこうやって動かして、これがこれに触れたら…」

のようなことを考えてそれなりにプログラムを組んでいるのですが、うまくいかないということで質問されて、画面を覗き込んで状況を把握してアドバイス。ですが部分的に解決ができても、そこから先に進めそうになかったり、そもそもやりたいことがお互いに理解できなかったり。

教材を見ながら進める分には問題ないのですが、独自のアイディアで進める場合は口頭の説明とプログラムの様子だけではわからないことが多すぎます。なので、どういうものを作ろうとしているのか、何がどうなったら勝ち・負けとか得点になるのか、などゲームのシナリオをノートに書いて、それから始めるようにすると、お互いの意思疎通がはかれてメンターのサポートもしやすくなるように思いました。

過去のDojoでも同じような議論があって、でも例えばSlackに書いてそのまま放置ということも多々あり、あらためて思い返しながらここに書いてみました。必ずしもこれが正解ということもないと思いますし、試行錯誤しながらいろいろな場面でより良い形で活動できるようになればと思います。